名優が家康を演じたら

これは2週連続で文春砲を食らった俳優さんに送るエールです。

 

2000年の大河ドラマ葵つかさ』じゃなかった『葵徳川三代』で、

家康を演じたのは津川雅彦さんでした。

 

Wikipediaにも載っている有名な逸話ですが、家康の癖と言われている爪を噛む仕草を、その噛んだ爪を近習の懐紙に吐き出す演技で視聴者にインパクトを与えました。

 

今風の爪切りはありませんから、爪を短くするのは、噛みちぎるのが最も手軽で、安全でもあったのです。他には小刀で削ぎ落とすとか、鮫皮みたいなヤスリ系とか、爪を切る道具ひとつにも歴史はあるんです。

 

食事中に不快だと一部から苦情が寄せられましたが、大物俳優はこう反論します。

 

行儀云々をいう前に、テレビを見ながら食事するのをやめたらどうだ!

 

その通りでございます!(ひれふ)

 

 

家康様の演技をするってのは、これくらいの覚悟でやらなくちゃいけません。

 

そして、この家康は後に松村邦洋のモノマネを経て、今でも語り継がれる名演となりました。

 

 

三方ヶ原で負けたら、クソ垂れて逃げ帰り、後の教訓にすべく貧相な肖像画を描かせ、秀吉に関八州をもらったら、仲良く立ち小便してもらって構わないんですよ。それこそが家康なんですから。

 

嫌われなされ!

 

酒井忠次のセリフに書いたんだから、脚本家の古沢良太氏はわかってるんですよね?